電縁サロン報告2015.8.16
今日の電縁サロンお疲れ様でした。参加者の内3人の方のPCをWindows10へアップグレードしました。Windows7→Windows10・・・2名、Windows8.1→Windows10・・・1名
実際のアップグレードは2時間程度で完了しましたが、PCによっては少しずつ小さな問題がでてそれを解決するのに結構時間が掛かりました。その当たりを纏めて置きます。
1.Windows10へアップグレード
事前に「メディア作成ツール」を利用してWindows10 home(64bit).isoをダウンロードして、これを解凍した(圧縮解凍ソフトLhaplusを利用)物をUSBメモリに用意しておきました。(参考を参照)
これをインストールするパソコンのディスクトップにフォルダごとコピーする。そのフォルダ内のsetup.exeをダブルクリックする。これでインストールが開始されます。途中画面の指示にしたがってボタンを押していく。約2時間ほどでインストール完了。ダウンロードする時間が短縮されます。
2.一応、インストールが終わると、「スタートメニュー」→「設定」→「更新とセキュリティ」で最新のWindows10にアップデートする。
3.ちょっと問題になった点
・モニターのドライバーが古く画面表示がおかしいものもありました。これはデバイスマネジャーでモニターを選択してドライバーの更新で解決。(ディスクトップPCなど高級なグラフィックボードを積んでいるパソコン)
・「Solution Menu EXに対応したドライバーがインストールされていません」とWindows10で表示される・・・これはキャノンのプリンタドライバーのこと。まず×で閉じるとプリンター以外の機能は使える。キャノンのサイトでWindows10対応プリンタ名、ドライバーを探してインストールする。(参考を参照)
・スクリーンリーダー PC-Talkerは起動出来なかった。(アンインストールした)・・・Windows10対応が完了するまで使えない。PC-Talker 10(仮称)を発売する予定のようです。(参考を参照)
・起動時BIOS画面が出て、どれかのキーを押さないとWindows10の起動が始まらない。
(理由は不明、調査継続、当面適当なキーを押すことで対応)bootファイル?BIOSの起動順の変更?boot.ini(OS起動の順序等を書いてあるもの・・・テキストファイル)の編集?・・・上級者以外はダメ。
boot.ini ファイルについて – Windows ヘルプ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/what-happened-boot-ini-file#1TC=windows-7
4.その他注意した方が良い点
・ネットバンキング等を利用している人はWindows10へのアップグレードは対応の金融機関等が対応が終わってからした方が良い。(2台以上持っている方は通常使っているパソコンはそのまま使用、2台目以降をアップグレードという手もあります)
・データのバックアップ(しなかった人も)あり、絶対ではありませんが、データを消滅してしまうことは少ないと思う。
・ウィルス対策ソフトは削除しておいた方がよさそう。いろいろな場面で邪魔をする。(後でインストールする)
・Classic Shell(スタートメニューなどをXP風に変更できるソフト)等もアンインストールしておいた方が良い。
・富士通、NEC等の有名メーカーの高級なパソコンほど、メーカ独自のPC設定用等のアプリケーション(音量調整・動画閲覧・TVビデオ再生など)がインストールされている場合、これが色々と邪魔をしてパソコンの起動、終了がかなり遅くなる場合があります。(殆どのアプリはアンイストールしても大丈夫だと思いますが、メーカーサイトで確認が必要=Windows10対応を待つ?)安いパソコンはメーカ独自のアプリケーションが入っていないので問題が少ない。
・Windows10へアップグレードした後、インストールされているアプリケーションソフトが起動出来るかどうかチェックしておくこと。(起動しない場合は右クリックをして「管理者として実行」を試して下さい。Xp用、7用アプリの場合有効です)
または一度アンイストールをして再インストールすることで正常に使える場合あり、Atok2015、Kingsoftセキュリティ等)
5.プロダクトキーを調べる。
アップグレードしたWindows 10のプロダクトキーは元のWindows7、8.1とは違ったものが割り当てられているので下記のツールで調べて記録して置く方が良い。PC故障でクリーンインストールしないといけない場合が発生した場合のため(Windows10でもOKです)
紛失したWindows Vista/7のプロダクトキーを調べる方法
http://news.mynavi.jp/articles/2012/03/07/productkey/
Download(keyfinder)
http://news.mynavi.jp/articles/2012/03/07/productkey/
6.PCの設定変更等のためコントロールパネルが使いたくなる場合があります。そのときより詳細な神モードを使うことも有効だと思います。
Windows 10でも「ゴッドモード」が用意されていた!
http://ascii.jp/elem/000/001/037/1037911/
8.ハードディスクの容量が32GBしかない。アップグレードは?
Windows8.1+Office2013がインストールされている、他のアプリケーションで使用していると空き容量が6GB~9GBとしか残っていない。
最低必要空き容量15GB(32bit)と環境条件にあるけれどUSBメモリにインストール用ファイル(3.15GB)を用意、インストールに3.15GB、バックアップ用3GB程度(最低限)6GB程度でギリギリアップグレード可能です。このときバックアップ用3GBは(旧Windows8.1が保存される)これはold-winというフォルダに保存されている。8.1に戻すことがなければ不要ファイルです。これをエクスプローラーで削除することは出来ないので「CCleaner」を使って「old-win」フォルダを削除するように設定すれば簡単に削除して空き容量を確保することが出来る。次の大規模なアップグレードの時のため。
CCleaner
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/ccleaner/
9.当分の間「Windows 10」への無償アップグレードを抑止したい。
日本マイクロソフト、「Windows 10」への無償アップグレードを抑止する方法を案内
http://princeyokoham.sakura.ne.jp/smf/index.php?topic=16854.0
10.参考
Windows 10 「メディア作成ツール」
http://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
Microsoft公式「メディア作成ツール」の使い方まとめ
http://gigazine.net/news/20150730-windows-10-upgrade-matome/
キヤノン:ダウンロード|ソフトウエアダウンロード
http://cweb.canon.jp/e-support/software/
Windows 10 対応について( スクリーンリーダー「PC-Talker 10」(仮称))
http://www.aok-net.com/service/win10qa.html
11.メールの送り方(文字化け、添付ファイル等)
・メーリングリスト等に送る場合テキスト形式で、また添付ファイルもhtml形式を使わずテキスト形式を使った方が良い。(最近忘れかけているのであえて)
・doc、xls等(ワード、エクセル)のファイルはzip(圧縮)形式にした方が良い。(添付ファイル)
(プロバイダー等によってはdoc、xlsだけで排除される場合がある)
12.フォルダ名、ファイル名
・半角英数字を使用する。
Windows7以降検索機能が充実(速くなっている)ので検索が楽になっている。エクスプローラーでフォルダ名、ファイル名を表示する場合詳細表示(アイコン表示は使わない)を使うと数字の並び順で表示されるので見やすい。自分流の名前・構成を考えてファイル、フォルダを整理しておくと便利です。
フォルダ(ファイル)名:20150816-xxxxx(例)xxxxは日本語でも可
20150815-yyyyy(例)
13.アニメーションGIF画像の作り方
アニメーションGIF画像の作り方
http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/tks/nota/tsuzuki/?20150405161909
14.その他
・Windows10にアップグレードした後1ヶ月間は元の7,8.1に戻すことが出来るとアナウンスされていますが、これは実際やってみていないのでよく分かりません。今までの経験では少々不具合があってもWindows10を手直ししながら使いこなして行く方が良いと思います。どうしてもおかしいときは再インストールをしてみるのも手だと思います(これは何回かやってみました)
・新しいOSが出てきた時はいろいろ使っている環境によって出る問題が違うので、アップグレードされた方、情報をメーリングリストへ流して情報を共有できればと思います。