合焦(シャープに写る)は写真の命

T.写真をシャープに撮るには

 @ 写真(作品)の良否は被写体(主役)の合焦が基本。
   cf 大きさ、位置、色
 A 合焦はモニターで確認(拡大表示も可)
 B シャッターボタンの半押し操作を会得する(合焦表示の確認)
 C 写真が「ぼやっと」写る次の原因をなくす


ぴんとずれ 手振れ 被写体ぶれ 直射日光
ピントずれ 手振れ 被写体ブレ 直射日光

U.「ぼやっと」写る原因と対策

 1. ピントずれ
   @ 被写体とAFフレーム(合焦の窓)のズレ


ピント ピントずれ
顔にピントが合う状態 ピントずれ
        
     <対応策> ・シャッターボタンの半押しくずれに注意
    A AFの苦手な被写体
      (ex ガラス越し、単色の青空・檻の中の動物)

         <対応策>・ MFへの切り替え
              ・ 被写体と等距離のものに合焦

2. 手振れ

  @ 体やカメラが動く(常に動いている)
   (特にシャッターを切る際にカメラが大きく動く)
      
     <対応策>・正しい姿勢で
          ・シャッターボタンは指の腹で
          ・半押しを確認して撮影

         正しい姿勢
   
    
     A シャッター速度が遅い (遅くなる)
   「シャッター速度を左右する三つの要因」参照
  <対応策>a.カメラの固定(三脚などの活用)但し、機敏性が失われる   
         
三脚

 手振れ対策→三脚(一脚)の使用が基本
            
 ⇒     傘         壁
  机に肘立て      本
    b .シャッター速度が上がる操作をする
          ・絞りを開ける
           但し、被写界深度が浅くなる。


          ・ストロボの活用
           但し、・内蔵ストロボの有効距離は3〜5m
          ・影の出現に注意

          ・ISO(高感度)の切り替え
           但し、感度が高い程、画質が荒れる

   B 望遠、マクロ(接写)撮影は手振れの影響が拡大される
     
       <対応策>  ・三脚(一脚)の使用

3. 被写体ブレ

     @ 被写体の動きに対し、シャッター速度が遅い
        ex高速又は予期しない  被写体の動き

       <対応策>・高速シャッター(シャッター優先)に切替える
             但し、露出不足に注意を要する
            ・ISO(感度)を上げる
            ・ストロボ使用(撮影距離に注意)

  4. 直射日光がレンズに当たる
     @ 太陽に直接レンズ(カメラ)を向けて撮影する

       <対応策>・日陰からの撮影
            ・レンズフード着用(コンパクトカメラは不可)
          
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