構図を工夫し、感動写真を撮る


T.構図の基本


   @ 何を撮りたいのか(テーマ)を明確にし、主役(被写体)と脇役を決める
   A 主役は目立たせる   ex 配置、合焦、大きさ、色彩
   B 背景にも気を配る → 不要なものは入れない
   C アクセントになるものを取り入れる ex 縁取り、季節感

U.構図の決め方

 1.構図の違いで主役が変わる
 2.縦配置も考える

主役比較1 主役比較2 主役比較3
山麓のキャベツ畑 下のキャベツ畑を強調 青い空を強調


 3.三分割法を基本に被写体(主役)の配置を決める
三分割法
 ・被写体の中心を

  @―AまたはB―C

  の線上付近に配置する
  
  ことが基本

       @ 日の丸構図(左右上下対象)は避ける
    A 脇役を配し、被写体(主役)とバランスをとる

              
       ・日の丸構図の回避

日の丸構図比較1 日の丸構図比較2
満月を中央に配置(日の丸構図) 満月を右下に配置、船影でバランス
             *被写体の位置決めはシャッターボタンの半押し操作により行う

     B 被写体の視線の方向は若干空ける(遊びを入れる)

人物例1 人物例2
被写体左向き → 右後を空ける× 被写体左向き → 左前を空ける
花例1 花例2
被写体右向き →右後を空ける× 被写体右向き →右前を空ける
      
 4.背景に気を配る


      @ 不要なものは入れない

  人物比較1 人物比較2
頭上にタワーの先端 転がっている椅子
     A 画面に写る背景平行線(道路、川など)は水平に撮る
人物比較3 人物比較4
花壇の縁が斜めに配置 花壇の縁を水平に配置

 5.被写体を縁取りの中に収める

縁取り例1 縁取り例2
     ・被写体にマッチする縁取りを選ぶ
     ・シャープに表現するか、完全にぼかすか二者択一にする
     ・縁取りの近くまで移動して撮影する

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