v3 全国39地点 3モデル搭載 桜前線マップ PDF出力

桜開花シミュレーター
解説ガイド

科学的な休眠覚醒モデルで桜の開花日を予測し、
過去50年の再現・未来予測・全国マップを一画面で体験できるソフトウェアです。

39
対応地点数
3
搭載モデル数
56
計算対象年数
(1975〜2030)
0
インストール不要
(ブラウザのみ)
01 — OVERVIEW

ソフトウェアの概要

桜開花シミュレーター v3 は、気象学・植物生理学の知見をもとにした 3種類の科学的開花モデルを搭載したブラウザ完結型のシミュレーションソフトウェアです。 北海道・稚内から沖縄・那覇まで全国39地点の桜開花日・満開日を計算します。

1975年から2030年まで計算でき、2025年以降は「予測モード」として気温の温暖化トレンドを 反映した将来予測が可能です。±3℃の気温オフセット機能を使えば、温暖化シナリオや異常気象の影響も 体験できます。

🌡️
気温データは正弦波気候モデル+疑似乱数(シード付き)による統計的シミュレーションです。 同じ設定では常に同一の結果を返す「再現性」が保証されており、 実際の気象観測値とは異なります。
02 — SCREENS

3つの画面構成

画面上部のタブで3つのページを切り替えて使います。

🧮

開花計算ページ

地点・年・気温オフセット・モデルを設定してボタンを押すと、開花日・満開日・花見最適日を表示します。 グラフタブでは積算温度の推移を、年別一覧タブでは過去〜未来の全年の開花日を一覧で確認できます。 統計タブでは平均・最早・最晩・標準偏差・50年間のトレンドを自動集計します。

🗾

桜前線マップページ

全国39地点を日本地図上に円で表示し、色で開花の早さを視覚化します。 青が早咲き、赤褐色が遅咲きです。地点にマウスを乗せると開花日・満開日がポップアップで表示されます。 年・気温オフセット・モデルを変えて「地図を更新」を押すと桜前線の変化を比較できます。

🖨️

印刷・PDF出力ページ

地点・年・設定を選んで「プレビューを生成」を押すと印刷用レポートが作成されます。 「印刷/PDF保存」ボタンを押し、送り先で「PDFに保存」を選ぶとPDFファイルとして保存できます。 開花日・満開日・平年比・過去10年の一覧表・注記を含む正式なレポート形式です。

03 — MODELS

3種類の開花予測モデル

すべてのモデルが「冬の低温で休眠を覚ます」→「春の高温で開花を促進する」という 桜の生理メカニズムを数式化したものです。モデルによって計算方法と得意な地域が異なります。

モデル原理計算の仕組み向いている地域
DTS法推奨 休眠覚醒・加温複合 前年11月から低温でチリング量を積算。閾値到達(休眠覚醒)後、4.5℃超の加温積算が240℃を超えた日が開花日 全国共通。気象庁・農研機構が採用する最も精度の高い手法
吉野モデル 積算温度法 2月中旬以降、日平均気温6℃を超えた分を積算。合計200℃を超えた日が開花日 西日本・太平洋側の温暖な地域。計算がシンプルで安定
坂本モデル 低温要求・高温積算複合 前年秋から5℃以下の日数を30日カウント後、5℃超の積算温度220℃超で開花 寒冷地・高標高地点。東北・北海道・高山地域に適する
DTS法 — 計算式
DTS += max(0, 7.2 − |T − 6.0|) (0℃ < T < 13℃、前年11月以降)
DTF += (T − 4.5)         (休眠覚醒後、T > 4.5℃ のとき)
DTF ≥ 240℃ → 開花日  DTF ≥ 372℃ → 満開日
T = 日平均気温(℃)/ DTS = チリング積算値 / DTF = 加温積算値
チリング量が30を超えると「休眠覚醒」と判定し、以降は加温積算に切り替わります。
⚠️
那覇・奄美など年間を通じて気温が高い地点では、DTS法・坂本モデルのチリング要求量が満たされません。 その場合は自動的に吉野モデルへフォールバックして計算します。
04 — HOW TO USE

使い方・操作手順

1

「開花計算」タブを開く

ページ上部のタブから🧮 開花計算を選びます。初期状態で東京・2024年の計算結果が表示されています。

2

地点を選ぶ

左側の地点ドロップダウンから都市を選びます。北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州・高山・離島の順にグループ分けされています。

3

年・オフセットを設定する

計算年スライダーで1975〜2030年を選びます。2025年以降はオレンジ色の「予測」表示になります。 気温オフセットで±3℃の補正が可能です。

4

モデルを選んで計算する

迷ったらDTS法(推奨)のままで構いません。🌸 開花日を計算するボタンを押すと結果が即座に表示されます。

5

桜前線マップを見る

上部タブから🗾 桜前線マップへ切り替えます。年とモデルを選んで地図を更新を押すと全国の開花状況が一目でわかります。地点にホバーすると詳細が表示されます。

6

PDFに保存する

🖨️ 印刷・PDFタブで地点・年を設定し「プレビューを生成」→「印刷/PDF保存」を押します。 ブラウザの印刷ダイアログで送り先を「PDFに保存」に変更するとPDFファイルになります。

🌸
花見最適日は「満開日+2〜5日」として計算されます。 満開を少し過ぎた頃が散り始めで、風に舞う花びらが楽しめる最も美しいタイミングです。
05 — STAGES

開花ステージの定義

桜の生長過程を5段階に分けて表示します。現在の状態(計算年・地点に応じた推定)をハイライトします。

🌑
休眠期
冬季。花芽が活動を停止し低温による休眠覚醒を待つ
🌱
覚醒期
十分な低温蓄積後、花芽が目を覚まし生長を再開
🌷
一輪開花
気象庁基準の「開花宣言」。標本木で5〜6輪が開花
🌸
満開
花が80%以上開いた状態。花見の最盛期
🍃
散り完了
花びらが散り若葉が伸び始める。満開から約2週間後
06 — LOCATIONS

対応地点一覧(全39地点)

各地点は緯度・年平均気温・温暖化トレンド・春季気温振れ幅の4パラメータで定義されています。 金色のチップは高山・離島の特殊地点です。

稚内 札幌 釧路 函館 青森 秋田 盛岡 仙台 山形 福島 新潟 水戸 宇都宮 前橋 長野 甲府 東京 横浜 静岡 名古屋 金沢 福井 京都 大阪 神戸 奈良 鳥取 広島 高松 松山 高知 福岡 長崎 熊本 宮崎 鹿児島 乗鞍岳麓(高山) 奄美大島(離島) 那覇(沖縄)
🏔️
乗鞍岳麓は標高約1500m相当のパラメータで設定しており、開花は5月下旬頃になります。 那覇・奄美は本土のソメイヨシノではなく寒緋桜を想定し、 開花時期は1〜2月頃として設定しています。
07 — TECH SPECS

技術仕様

動作環境
モダンブラウザのみ
インストール不要
使用言語
HTML5 / CSS3
JavaScript(ES2020)
外部ライブラリ
Chart.js 4.4.1
Google Fonts
地図描画
Canvas 2D API
(ライブラリ不使用)
気温モデル
正弦波季節変動
+線形温暖化トレンド
+シード付き疑似乱数
計算速度
39地点×全年
30ms以内に完了
データ通信
外部通信なし
完全ローカル動作
再現性
同一設定で常に
同一結果を保証
🎲

決定論的疑似乱数

年・日付・地点の平均気温をシードとした sin 関数ベースの疑似乱数を採用。同じ設定では何度実行しても必ず同じ気温データが生成され、結果の再現性が保証されます。

🔄

自動フォールバック

DTS法・坂本モデルが計算不能(チリング不足)な地点では、自動的に吉野モデルに切り替えて計算します。那覇・奄美などの温暖地点でも「計算不能」にはなりません。

📄

ブラウザ印刷でPDF

PDF生成ライブラリは不使用。ブラウザ標準の印刷機能(送り先:PDFに保存)を利用するため、特別なインストールなしで高品質なPDFを作成できます。