Software Synthesizer Manual

NEXUSSYNTH

Web Audio Synthesizer v2.0

ブラウザ上で動作する本格的なソフトウェアシンセサイザー。
12種類の楽器音色、豊富なエフェクト、MIDIインポート/エクスポート、キーボード演奏まで、プロレベルの音楽制作をWeb技術だけで実現します。

Web Audio API 12 Instruments MIDI Import / Export Real-time FX
01

機能概要

🎹
12種類の楽器
ピアノからドラムまで、多彩な楽器音色を搭載。各楽器は専用のエンベロープ・フィルター設定で個性的な音を再現します。
🎵
MIDIファイル対応
.mid / .midi ファイルのインポートに対応。複数トラックの表示、個別ミュート、テンポ調整が可能です。
⌨️
キーボード演奏
PCキーボードで鍵盤演奏。マウスでも操作可能。オクターブ変更やコードモードで表現力を拡張できます。
リアルタイムFX
リバーブ・ディレイをリアルタイムで調整。トグルスイッチで瞬時にオン/オフできます。
🎼
ピアノロール表示
演奏データをピアノロール形式で可視化。MIDIトラックのノート配置を直感的に確認できます。
⬇️
録音&エクスポート
演奏をリアルタイム録音してMIDIファイルとして書き出し。他のDAWで続けて編集できます。
02

搭載楽器一覧

楽器名 音の特徴 適した用途
🎹 PIANOPOLY アタック速く、自然な減衰。サイン波+倍音合成で豊かな響き メロディ、コード伴奏
🎸 E.PIANOPOLY ソフトなアタックと長いサステイン。ロデス風のウォームな音色 ジャズ、ポップス
🎷 ORGANSUSTAIN 6本の倍音を重ねたハモンドオルガン風。リリースが短く即応答 ロック、ゴスペル
🎻 STRINGSSUSTAIN ゆっくりとしたアタック(ボウイング表現)。デチューンで厚みを追加 アンサンブル、パッド
🎸 GUITARATTACK 鋭いアタックと中域フィルター。ノコギリ波ベースのプラック音 アルペジオ、リフ
🎵 BASSPOLY 低域強調フィルター(600Hz)。ずっしりとした低音ベース ベースライン、グルーヴ
🎺 BRASSATTACK ブレスを感じるアタック。高いレゾナンスフィルターで金属感 ファンファーレ、リード
🪈 FLUTESUSTAIN ソフトなサイン波。少量のデチューンで息のゆらぎを表現 ソロメロディ
💫 PADSUSTAIN 長いアタック(0.5秒)とゆっくりした変化。デチューンで空間的広がり アンビエント、バッキング
LEADATTACK 高いレゾナンスとノコギリ波。存在感のあるリードサウンド ソロ、メインメロディ
🔔 VIBRAPHONEPOLY 金属的な倍音構成と長い余韻。ビブラフォン&マリンバ的な音色 パーカッション的メロディ
🥁 DRUMSPERC ピッチ急降下+ノイズ合成。キック&スネア的な打楽器サウンド ビート、リズムパターン
03

キーボード操作

白鍵
AC4
SD4
DE4
FF4
GG4
HA4
JB4
KC5
黒鍵
WC#4
ED#4
TF#4
YG#4
UA#4
特殊
Space
再生 / 一時停止
Z
オクターブ↓
X
オクターブ↑
ノブの操作方法: ノブを上下にドラッグして値を変更。マウスホイールでも微調整できます。ダブルクリックでデフォルト値にリセット。

鍵盤のマウス操作: 鍵盤上でクリック&ドラッグすることで、なめらかなグリッサンド演奏が可能です。

タッチ操作: スマートフォン・タブレットでも鍵盤をタップして演奏できます。
キー / 操作 機能 補足
AK
白鍵を演奏(C〜C) 現在のオクターブ設定に従う
WETYU
黒鍵を演奏(C#〜A#) Eとの間なし(E#は存在しない)
Space
再生 / 一時停止のトグル MIDIトラックがある場合に有効
Z
オクターブを1つ下げる 最低:オクターブ0
X
オクターブを1つ上げる 最高:オクターブ8
マウスドラッグ(ノブ) 上→値増加 / 下→値減少 ダブルクリックでリセット
マウスホイール(ノブ) 値の微調整 細かい調整に最適
04

シンセサイザーパラメーター

Oscillator — 波形
  • SINE純粋な正弦波。倍音が少なくまろやかで柔らかい音。ピアノ・フルート系に最適
  • SQUARE矩形波。奇数倍音のみを含む独特のホロウな音。ゲーム音楽・レトロシンセ向き
  • SAWTOOTH全倍音を含む鋸歯状波。明るく力強いサウンド。ストリングス・ブラス系に使用
  • TRIANGLE三角波。サインとスクエアの中間。柔らかめながら少し輪郭のある音
Envelope — ADSR
  • ATKアタック:鍵盤を押した後、音が最大音量に達するまでの時間(0.001〜2秒)
  • DECディケイ:最大音量からサステインレベルに落ちるまでの時間(0.01〜3秒)
  • SUSサステイン:鍵盤を押し続けている間の音量レベル(0〜1の比率)
  • RELリリース:鍵盤を離した後、音が消えるまでの時間(0.01〜5秒)
Filter — フィルター
  • FREQカットオフ周波数:この周波数より高い音域を削る(ローパスフィルター)。低くすると音が丸くこもった印象に。100〜18000 Hz
  • RESレゾナンス(Q値):カットオフ周波数付近を強調する量。高くするとワウワウとした独特のピーク音が生まれる。0.1〜20
Master — マスター
  • VOLマスターボリューム:全体の出力音量を調整(0〜1)
  • PANステレオパン:音の左右定位を調整。C=センター、L=左、R=右
  • TUNEマスターチューン:全音程を±100セント(半音1つ分)の範囲で微調整
05

エフェクト & 演奏補助機能

Reverb
残響効果
コンボルーションリバーブを使用した本格的な空間表現。部屋の残響をシミュレートし、音に奥行きと広がりを加えます。トグルで即時オン/オフが可能です。
ROOM:残響時間の長さ(0〜1) MIX:エフェクトの混合量(0〜1)
Delay
ディレイ(エコー)
音を指定時間後に繰り返すエコー効果。フィードバックで繰り返し回数を制御します。リズムに合わせたタイム設定でグルーヴ感を演出できます。
TIME:ディレイタイム(0.05〜1秒) FDBK:フィードバック量(0〜0.9)
Chord Mode
コードモード
1つの鍵盤を弾くだけで自動的にコードを演奏。メジャー・マイナー・7th・M7・dim・aug・sus4の7種類から選択可能。コードを覚えていなくても演奏できます。
MAJ:長三和音 MIN:短三和音 7TH:属七の和音 MAJ7:長七の和音 DIM:減三和音 AUG:増三和音 SUS4:サスフォー
Arpeggiator
アルペジエーター
押さえた音を自動的にアルペジオ演奏する機能。8ステップのパッドでリズムパターンを作成できます。演奏方向とテンポ分割を自由に設定できます。
UP:上方向 DOWN:下方向 UP/DOWN:往復 RANDOM:ランダム 1/4〜1/16:分解能
スケールロック機能: メジャー・マイナー・ペンタトニック・ブルースなど6種類のスケールから選択すると、そのスケール外の音が自動でスキップされます。音楽理論を知らなくても外れた音を弾かずに済みます。
06

MIDI インポート & エクスポート

01
📁
Import
「⬆ Import MIDI」を押して .mid ファイルを選択
02
📊
Parse
トラック解析・テンポ検出・ピアノロール描画が自動で行われる
03
🎛️
Customize
テンポ変更・トラックミュート・音色変更で自由にアレンジ
04
▶️
Play
Space キーまたは ▶ ボタンで再生開始
05
💾
Export
「⬇ Export MIDI」で .mid ファイルとして書き出し
機能 操作方法 詳細
MIDIインポート Import MIDI ボタン → ファイル選択 SMF Format 0 / 1 対応。複数トラック自動解析
トラックミュート トラックリストの M ボタン トラック単位でオン/オフ。色でトラックを識別
テンポ変更 BPM の ▲▼ ボタン / スライダー 40〜240 BPM。MIDIファイルの元テンポを自動検出
演奏録音 録音ボタン → 演奏 → もう一度 録音した演奏が新しいトラックとして追加される
MIDIエクスポート Export MIDI ボタン nexussynth_export.mid として自動ダウンロード
全音停止(PANIC) PANIC ボタン 音が止まらなくなった場合に全ノートをリセット
07

活用テクニック

01
アンビエントパッドの作り方
楽器を PAD に設定し、リバーブのROOMを0.8以上、MIXを0.6に。ATKを0.5秒にすることでゆっくりと音が立ち上がる幻想的なサウンドが作れます。
02
コードを簡単に弾く
コードモードで MAJ または MIN を選択。あとは単音を弾くだけで自動的に三和音になります。スケールロックと組み合わせると外れた音も出ません。
03
ドラムでリズムを打つ
楽器を DRUMS に切り替えると各鍵盤が異なる打楽器音に。アルペジエーターをONにしてランダムモードにすると、自動でドラムパターンを生成できます。
04
ベースラインを重ねる
MIDIをインポートしてメロディトラックを再生しながら、BASS 楽器でリアルタイム録音(● ボタン)。録音後にエクスポートすれば完成したトラックがDAWに持ち込めます。
05
フィルタースイープ演奏
演奏中にフィルターのFREQノブをゆっくり下から上へドラッグ。音がこもった状態から明るくなる「フィルタースイープ」でダイナミックな表現ができます。RESを高めにするとさらに効果的。
06
オクターブ活用でレンジを広げる
Z / X キーでオクターブを素早く切り替え。低音域(オクターブ2)でベース、中域(4)でメロディ、高域(6)でリード演奏と使い分けることで広い音域をカバーできます。