Software Overview

⠃⠗⠁⠊⠇⠇⠑ ⠺⠗⠊⠞⠑⠗ ⠤ ⠗⠑⠁⠙⠑⠗ 点字ライター・リーダー

点字の仕組みを学び、体験するためのインタラクティブな学習ツールです。
日本語・カタカナ・英語に対応し、音声読み上げや Unicode 点字出力も備えています。

解説を読む ↓

このソフトウェアについて

「点字ライター・リーダー」は、点字の仕組みを自分の手で体験しながら学べる、 ブラウザだけで動く学習ツールです。インストール不要で、誰でもすぐに使い始められます。

点字セルの構造(6点式)

1
4
2
5
3
6
← 点の番号(左列 1〜3、右列 4〜6)
点 1・2・3
例:「き」= 点1・2・3 が凸になる

点字は、縦3行×横2列の6つの点(一部8点)を 凸(でっぱり)か平らかで組み合わせて1文字を表します。 視覚障害者が指で触って読む文字体系です。

6点式では最大 26 = 64 通り(空白含む)の 組み合わせが可能。日本語点字は JIS 規格に基づき、 ひらがなの50音すべてを表現できます。

💡 点字は単純なドットの組み合わせですが、 前置符号(濁音符・半濁音符など)や 行符号を組み合わせることで、 豊かな表現が可能になっています。

点字とは何か

点字(ブライユ点字)は、1824年にフランスのルイ・ブライユが考案した触読文字です。 現在では世界中の言語に応用されています。

点 1
点 1・2・3
点 1・2・4・5・6
ん / ゛ 点 2(文脈で判断)
⠂⠕ 濁音符+こ
ー(長音) 点 5・6
日本語点字の特徴:
日本語点字は「分かち書き」(単語ごとの空白区切り)が基本です。 また、濁音(が行・ざ行など)は「濁音符(点2)+清音」の2セルで表現し、 半濁音(ぱ行)は「半濁音符(点2,3,6)+清音」の2セルで表現します。

4つの主要機能

このツールは4つのパネルで構成されています。 初めての方はまず「テキスト→点字」から試してみましょう。

Reader 📖

テキスト → 点字 変換

ひらがな・カタカナ・英語のテキストを入力すると、 点字セルと Unicode 点字フォントに変換します。 濁音・半濁音・長音も自動的に前置符号として処理されます。 変換結果はコピーして他のアプリで使用できます。

Writer ✏️

点字セル 入力エディター

画面上の6点(8点)グリッドをクリックして点を ON/OFF し、 1セルずつ組み立てていきます。 キーボードの 16 キーでも操作可能。 作成したセルを並べて文章を作れます。

Decoder 🔍

Unicode 点字 → テキスト 解読

Unicode 点字文字(⠁⠃⠇ など)を貼り付けると、 対応するひらがな・英語テキストに解読します。 曖昧なセル(ん / 濁音符の判定が難しい箇所)は オレンジでハイライト表示され、クリックで切り替えられます。

Voice 🔊

音声読み上げ(Web Speech API)

変換・解読したテキストをブラウザの音声合成で読み上げます。 セルをクリックすると該当の文字だけを読み上げるため、 一文字ずつ確認しながら学習できます。 視覚障害者の補助にも活用できます。

Reference 📚

点字一覧表

ひらがな・カタカナ・濁音/半濁音・英語・前置符号の 全対応表を一覧表示します。 各セルをクリックすると音声読み上げが起動し、 視覚と聴覚の両方で点字を確認できます。

Unicode

Unicode 点字フォント出力

変換結果を Unicode の点字文字(U+2800〜U+28FF)として出力します。 コピーしてメール・SNS・ドキュメントに貼り付けると、 点字フォントに対応した環境で正しく表示されます。

使い方ガイド

基本的な操作の流れを紹介します。目的に合わせて使い方を選んでください。

1

テキストを入力して点字に変換する

「テキスト→点字」タブを選択し、テキストエリアに日本語(ひらがな)や 英語を入力します。言語モードを選んで「変換」ボタンを押すと、 点字セルが一覧表示されます。

例:こんにちは → ⠕⠂⠓⠏⠡
2

点字セルをクリックして音声確認

表示された点字セルをクリックすると、その文字が音声で読み上げられます。 ステータスバーの「音声読み上げ」をONにしておくと、 変換するたびに自動で読み上げます。

3

点字セルを自分で組み立てる

「点字入力」タブでは、6点グリッドを自分でクリックして 点字セルを作れます。作ったセルを「追加」ボタンで 文章に並べていき、解読テキストを確認できます。

キーボード:1〜6 = 点ON/OFF、Enter = セル追加
4

Unicode 点字を貼り付けて解読する

「点字→テキスト」タブに Unicode 点字(⠕⠂⠓⠏⠡ など)を貼り付け、 「解読」ボタンを押すとテキストに変換されます。 曖昧なセルはオレンジ色でハイライトされ、クリックで解釈を切り替えられます。

5

点字一覧表で体系的に学ぶ

「点字表」タブでは50音・英語・前置符号の全対応表を確認できます。 気になるセルをクリックして音声で聞きながら、 点字パターンを覚えていきましょう。

点字の曖昧性について

日本語点字には、同じビットパターンが複数の文字に対応する「曖昧性」があります。 これは点字規格の設計上の特性であり、人間は文脈で読み分けています。

点字セル Unicode 点番号 解釈A 解釈B 区別の方法
U+2802 点 2 ん(撥音) ゛濁音符 次のセルがか/さ/た/は行清音なら濁音符。前に通常文字があればん優先。
U+2816 点 2・3・6 ゜半濁音符 前に通常文字があれば「り」。文頭・空白後で次がは行なら半濁音符。
U+2812 点 2・5 直前の文字がい段(き/し/ち/に等)なら拗音「ょ」として解釈。
U+281A 点 2・4・5 直前の文字がい段なら拗音「ゅ」として解釈。
⚠️ 機械デコードの限界: 「てんき」の「ん+き」と「が(=濁音符+か)」は、 点字上まったく同じ2セルのパターンになります。 語彙・文法知識がなければ完全な自動判別は困難です。 このツールでは「前に通常文字があれば ん 優先」というルールを採用し、 精度を最大化しています。曖昧なセルはオレンジ色でハイライト表示され、 クリックで解釈を切り替えることができます。

点字対応表(抜粋)

主要なひらがな50音の点字パターンを示します。 全対応表はアプリ内の「点字表」タブで確認できます。

点字文字点番号 点字文字点番号 点字文字点番号
1 1・3 3
1・2 1・2・3 2・3
1・4 1・3・4 3・4
1・4・5 1・3・4・5 3・4・5
1・5 1・3・5 3・5
2 5・6 5
📌 前置符号の使い方:
「が」= ⠂⠅(濁音符 + か)   「ぱ」= ⠖⠡(半濁音符 + は)   「きょ」= ⠇⠒(き + よ)