NVDAというフリーのスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)
無料のスクリーンリーダーを使ってみました。使用してみて感じたこと、使い勝手などをまとめてみました。スクリーンリーダーは基本的にはキーボード操作でパソコンを操作させることが出来るということが前提です。(マウス操作でも可能なところもありますが)
ホームページを作成した後、サイトにアップしたページをこの読み上げソフトでチェックという使い方をすると文章では発見できない誤りなど見つかる場合があります。それと別の仕事をしながら音声で聞くということが出来ます。昔使って見たことがあるホームページリーダー(IBM)よりはかなり改良されているように思います。また少しだけ使ったことのあるPC-Talkerとも遜色ないように思います。
しかし視覚障害者の方でどういう使われ方されているのかよく分かりませんが、音声読み上げソフトは死活問題ですので安易にはお薦めはしません。余力と実力のある方はチャレンジしてみてはという程度に。健常者の場合はキー操作で旨くいかないときマウスで助けることが出来るので何とか先に進むことが出来る。
・Windows ログインの画面等、Windowsが起ち上がる前のいくつかのポイントを読み上げてくれる
PC-Talkerは出来ない(Windows起動していることが前提)
・Firefoxやgoogle Chrome、Eageといったブラウザを読み上げてくれる
(PC-Talkerはインターネットエクスプローラーに特化している)
・無料(ホームページ作成者などがアクセシビリティ対応チェックする場合、手軽に出来る)
・日本語も対応している(音声エンジンも付属している)
・Office2007-2016にも対応している
(Office2007-2016はGUIが変更されていて音声読み上げには不向き)
・LibreOfficeも対応している
(LibreOfficeはGUIを変更してないので音声読み上げには向いている)
・Windows10にも対応している
・Thunderbird(メールソフト)でも使える
・TeraPad(エディタ)でも使える、秀丸エディタは使えなかった。(本文を書くときは良いのですが、書かれたものを読み上げることが出来なかった。秀丸リーダー(マクロ)を入れても旨くいかなかった)
基本的にはAltキーでメニューが開く、上下左右矢印キーでアプリケーションを操作できるアプリであれば読み上げることが出来る。(キーの操作方法はNVDAの説明書に記載されている)
NVDA日本語版 ダウンロードと説明
https://www.nvda.jp/
西本卓也 オーフ?ンソースのスクリーンリータ?ーNVDAとLibreOffice – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=CsAV9D29auw 西本卓也NVDA日本語プロジェクトリーダーが判りやすくNVDAの設計理念などを含めて説明している動画です。
PC-Talkerというフリーのスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)市販40000円程度
スクリーンリーダー PC-Talker
http://www.aok-net.com/screenreader/