WindowsXPをLinuxに変える場合の検討を行ってみた
WindowsXPの現状
大抵の人はWindows XPのSP3で最新のアップデートをしているとすると、PCのスペックは下記以上のものを使っているはず、でも実際はもっと低いスペックを使っていて、XPが重い、遅いという人も多いのではないかと思う。
WindowsXP-SP3の推奨スペック
CPU :Penthium4 1.5GHz以上(できれば2GHz以上)
メモリ:768MB以上(できれば1GB以上)
HDD:20GB以上
(OSを動かすだけでなく、Office等のアプリも動かす)
上記のスペックで使っていた人はUbuntu12(Linux)以降のOSでも充分動かせます。それ以下のスペックの場合の非力なPCでも動くLinuxがあります。
1.Puppy Linux 日本語版
Puppy Linux 日本語版
http://openlab.jp/puppylinux/
動作条件
CPU: Pentium 166MMX
RAM: 128MB (出来れば256MB以上)
CDROM: 20倍速以上
2.Ubuntuシリーズ(3種類)
Homepage | Ubuntu Japanese Team
http://www.ubuntulinux.jp/
Lubuntu/GetLubuntu – Community Ubuntu Documentation
https://help.ubuntu.com/community/Lubuntu/GetLubuntu
Get Xubuntu ≪ Xubuntu
Get Xubuntu
Ubuntu, Xubuntu, Lubuntu 推奨される最小システム要件
動作環境 32ビットCPU、GUI 使用
・Ubuntu12.04(Desktop Edition)
CPU:1GHz以上
RAM:512MB(出来れば1GB以上、384MB:可能ではあるが遅い)
HDD:5GHB
– Ubuntu12.04 では400MB以上のメモリーを消費している。
・Xubuntu12.04
CPU:1GHz
RAM:512MB (256MB:可能ではあるが512MBを強く推奨)
HDD:5GHB
– Xubuntu12.04 では300MB以上のメモリーを消費している。
・Lubuntu12.04 (参照:6,7)
CPU:500MHz (Pentium II(233MHz))
RAM:256MB (128MB:可能ではあるが遅い)
HDD:4.3GHB
– Lubuntu12.04 では230MB程度のメモリーを消費している。
– Lubuntu12.04 ではCPU 800MHz, メモリー 256MB のPCで軽快に動いている。
動作環境 32ビットCPU
Ubuntu12.04(Server Edition)サーバー機と使用する場合
CPU:300MHz
RAM:128MB
HDD:1GHz
以上検討してきたように、古い非力なマシン(PC)にはPuppy Linux、Lubuntuであれば使うことが出来る。Ubuntuを導入してみて、重ければソフトウェアセンターからlubuntu-desktopパッケージをインストールし、次回ログイン時にlubuntuを選択してログインすれば、軽く動くと思います。
相当古いマシンの場合はPuppy Linux、XPが軽快に動いていたマシンの場合はUbuntu、XPで少し重かったマシンの場合はLubuntuを選ぶという選択が出来ると思います。Lubuntuは消費電力削減、軽量を改良を加えられているOSです。