「日本国道路元標」

日本橋を起点とする国道が7本あります。「東京市道路元標」の跡に「日本国道路元標」が於いてあります。また日本橋からの距離を表示したものも。 明治6年12月20日、明治政府は太政官達第413号で、各府県ごと「里程元標」(りていげんぴょう)を設けることを定めます。明治44年、現在の日本橋の架橋時に当時の道路法施行令第八条によって橋の中央に「東京市道路元標」が設置されました。 第八条一 東京市ニ於ケル道路元標ノ位置ハ日本橋ノ中央トス    二 市町村ニ於ケル道路元標ノ位置ハ前項ニ規定スルモノヲ除クノ外府県知事之ヲ定ム 大正9年4月1日に道路法にもとづいて認定された国道の一覧(大正9年内務省告示第二十八号)でも国道の起点は日本橋とされています。 日本橋を起点とする国道は7本 国道1号(東京都中央区日本橋〜大阪府大阪市)806.6km 国道4号(東京都中央区日本橋〜青森県青森市)887.1km=日本一長い国道 国道6号(東京都中央区日本橋〜宮城県仙台市)442.7km 国道14号(東京都中央区日本橋〜千葉県千葉市)65.0km 国道15号(東京都中央区日本橋〜神奈川県横浜市)29.6km=明治1號國道の日本橋〜神奈川間 国道17号(東京都中央区日本橋〜新潟県新潟市)461.9km 国道20号(東京都中央区日本橋〜長野県塩尻市)233.2km