土用の丑の日 

一般的に知られている夏の土用の丑の日。今年は2017年7月25日(火)・8月6日(日)の2回です。 ちなみに1回目の7月25日を一の丑、2回目の8月6日を二の丑といいます。 日本では古くから「丑の日」に”う”のつく食べ物(梅干し・うどん・瓜など)を食べると縁起がいい!!と言われてきました。何故、丑の日に鰻を食べるかは諸説有りますが、 昔のこと、夏になると鰻が不景気となるので、ある鰻屋の亭主が、日頃懇意な平賀源内(一説には太田蜀山人とも言います)の知恵を借りますと「夏痩せには、土用の日の鰻が効験あり」と看板に書いてくれたので大当たりで、夏の土用の二度か三度の丑の日の売り上げで、夏中の商売が出来たそうで、それが伝わっているのだという俗説があります。しかし日本人は夏になると、一般に淡泊な食事を好み、ともすれば夏痩せになりますから、つまり脂肪分の補充のためとすれば栄養上大いに合理的な事になります。(常識読本 人生百課辞典 昭和11年5月16日日発行 東亜書房) 江戸買物独案内には「丑の日「かばやき所」江戸前 元祖 春木屋善兵衛 神田和泉橋通」があります。今では江戸前というと寿司屋が思い浮かびますが、1824年頃には鰻屋が江戸前だったようです。江戸買物独案内で寿司屋を探しても江戸前というのは見つからなかった。 江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)とは、1824年(文政7年)に大坂で出版された江戸市内の買い物や飲食関連の商店約2600店を紹介するガイドブックです。

(常識読本 人生百課辞典 昭和11年5月16日日発行 東亜書房)

江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)

江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)

江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)

江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)

国立国会図書館デジタルコレクション - 江戸買物独案内 2巻付1巻 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8369320?tocOpened=1