ぐるっと緑道・遊歩道研究会 通信12 シンポジウム報告
「中川駅前周辺の安全・安心なまちづくり」
平成19年12月22日(土)
平成19年12月22日(土)
試作中
「ぐるっと緑道・遊歩道研究会」主催、横浜市都市整備局/都筑区後援により
「中川駅前周辺の安全・安心なまちづくり」のシンポジウムを開催しました。
当日は、中川西地区センターに多くの地域の方々にお集まりいただき、13時から17時過ぎまで熱のこもった講演、討議が行われました。
「中川駅前周辺の安全・安心なまちづくり」のシンポジウムを開催しました。
当日は、中川西地区センターに多くの地域の方々にお集まりいただき、13時から17時過ぎまで熱のこもった講演、討議が行われました。
■ シンポジュウムの内容
主催者から、途切れた遊歩道問題についてのこれまでの活動経緯を紹介しました。
その後、以下の基調講演、話題提供がありました。
基調講演
「港北ニュ-タウンの安全・安心な まちづくりのコンセプト」
-グリ-ンマトリックスについて-
川手昭二(筑波大学名誉教授)
住宅街の通過交通を排除する道路構成により、
港北ニュ-タウンのまちづくりがなされて
いることなどについて講演されました。
〔解説〕港北ニュータウンの歩行者空間計画 川手昭二
主催者から、途切れた遊歩道問題についてのこれまでの活動経緯を紹介しました。
その後、以下の基調講演、話題提供がありました。
基調講演
「港北ニュ-タウンの安全・安心な まちづくりのコンセプト」
-グリ-ンマトリックスについて-
川手昭二(筑波大学名誉教授)
住宅街の通過交通を排除する道路構成により、
港北ニュ-タウンのまちづくりがなされて
いることなどについて講演されました。
〔解説〕港北ニュータウンの歩行者空間計画 川手昭二
2 話題提供-1「小学校区(Cゾ-ン)内の注意箇所」
-PTAの視点から- 島本祐二(中川西小学校PTA会長)
中川西小学校の通学路全体の危険箇所と交通安全についての
PTAの取り組みが話題となりました。
3 話題提供-2「中川駅前地区(Bゾ-ン)の商業振興の視点から」
大久保信正(中川駅前商業地区振興会会長)
中川地区振興の視点から、これからの商業振興や駅舎上の社会福祉施設建設も
踏まえた福祉のまちづくり支援等について話されました。
4 話題提供-3「途切れた遊歩道 (Aゾ-ン)の問題から」
(ぐるっと緑道・遊歩道研究会)
中川駅前の途切れた遊歩道の危険性と交通量調査の状況。
一部は、新築ビルの壁面後退によって、安全な歩行者空間がつくられて、歩行者から
感謝されている事、今後の安全策の検討などに関し、皆さんに報告しました
パネルディスカッション:座長 内海宏(地域計画研究所代表取締役)
コメンテーターからの発言の後、会場の参加者も交えてディスカッションを行いました。
1
2 コメンテーター 小場瀬令二筑波大学教授の発言
「港北ニュータウンは車と歩行者が分離され、車にとっても快適であり、車の流入を招
き車中心生活になりがち。今後は高齢化やエネルギー問題から、歩行空間の充実が必要。
危険箇所の解決には利害関係者が多く、皆が賛成する解決が図りにくい。
危険箇所マップにより問題点を明確にして議論し、
これからの社会について学習していくことが重要。」
3 コメンテーター 室田昌子武蔵工業大学准教授の発言
「中川の街を学生がどのように捉えているのか調査したところ、
利用したい店が少なく利用頻度は高くないこと、
地元、子供、高齢者にとって便利で愛される商店街、
大学生に馴染みやすい商店街 といった地域密着型の商店街を望む意見が多かった。」
4 中川駅前の途切れた遊歩道について質疑応答
将来改築の時には、壁面後退して、歩道をつけていただけるよう地権者と協定しておく。
部分的一方通行、歩車融合道路などを検討中であることを紹介しました。
-PTAの視点から- 島本祐二(中川西小学校PTA会長)
中川西小学校の通学路全体の危険箇所と交通安全についての
PTAの取り組みが話題となりました。
3 話題提供-2「中川駅前地区(Bゾ-ン)の商業振興の視点から」
大久保信正(中川駅前商業地区振興会会長)
中川地区振興の視点から、これからの商業振興や駅舎上の社会福祉施設建設も
踏まえた福祉のまちづくり支援等について話されました。
4 話題提供-3「途切れた遊歩道 (Aゾ-ン)の問題から」
(ぐるっと緑道・遊歩道研究会)
中川駅前の途切れた遊歩道の危険性と交通量調査の状況。
一部は、新築ビルの壁面後退によって、安全な歩行者空間がつくられて、歩行者から
感謝されている事、今後の安全策の検討などに関し、皆さんに報告しました
パネルディスカッション:座長 内海宏(地域計画研究所代表取締役)
コメンテーターからの発言の後、会場の参加者も交えてディスカッションを行いました。
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2 コメンテーター 小場瀬令二筑波大学教授の発言
「港北ニュータウンは車と歩行者が分離され、車にとっても快適であり、車の流入を招
き車中心生活になりがち。今後は高齢化やエネルギー問題から、歩行空間の充実が必要。
危険箇所の解決には利害関係者が多く、皆が賛成する解決が図りにくい。
危険箇所マップにより問題点を明確にして議論し、
これからの社会について学習していくことが重要。」
3 コメンテーター 室田昌子武蔵工業大学准教授の発言
「中川の街を学生がどのように捉えているのか調査したところ、
利用したい店が少なく利用頻度は高くないこと、
地元、子供、高齢者にとって便利で愛される商店街、
大学生に馴染みやすい商店街 といった地域密着型の商店街を望む意見が多かった。」
4 中川駅前の途切れた遊歩道について質疑応答
将来改築の時には、壁面後退して、歩道をつけていただけるよう地権者と協定しておく。
部分的一方通行、歩車融合道路などを検討中であることを紹介しました。
車椅子利用者の発言
冒頭、中川住民である車椅子の方から発言をいただき
「わずかな段差が大きなバリアになる、段差のある歩道に乗り上げ駐車されると通行できなくなる」等の
健常者からは思いが及ばない問題や駅前の途切れた
遊歩道の危険性の指摘がありました。
冒頭、中川住民である車椅子の方から発言をいただき
「わずかな段差が大きなバリアになる、段差のある歩道に乗り上げ駐車されると通行できなくなる」等の
健常者からは思いが及ばない問題や駅前の途切れた
遊歩道の危険性の指摘がありました。
5 会場の参加者との討議
(主な意見は以下のとおり)
・中川駅前の途切れた遊歩道については、具体的な改善に向けて活動を開始すべきである。
・商業地区の再開発の中で解決していく方法はないか検討して欲しい。
・商店街に小さい書店、障害者作業所の営業時間を長くして利用拡大を図るべきである。
(主な意見は以下のとおり)
・中川駅前の途切れた遊歩道については、具体的な改善に向けて活動を開始すべきである。
・商業地区の再開発の中で解決していく方法はないか検討して欲しい。
・商店街に小さい書店、障害者作業所の営業時間を長くして利用拡大を図るべきである。
6 コメンテーターからの提案
・中川駅前商店街の賑わいを出すには、乳母車のお母さん、中高年齢者、学生が、 散歩をしながら楽しめるまち作りが必要。
・お手本となる旗の台歩車共存道路見学のご提案がありました。
・空き店舗を地元住民や学生に使ってもらうのも有効なアイデア。
・駅前の途切れた遊歩道の問題は大きなゾーンでみる必要がある。また、実験的 手段で改善を具体化してみる必要がある。
・中川駅前商店街の賑わいを出すには、乳母車のお母さん、中高年齢者、学生が、 散歩をしながら楽しめるまち作りが必要。
・お手本となる旗の台歩車共存道路見学のご提案がありました。
・空き店舗を地元住民や学生に使ってもらうのも有効なアイデア。
・駅前の途切れた遊歩道の問題は大きなゾーンでみる必要がある。また、実験的 手段で改善を具体化してみる必要がある。
7 座長のまとめ
① 歩行者の安全問題は、社会実験や暫定措置でも一歩踏み出す必要がある。
② 地元の大学に協力してもらい、案を検討してもらうアイデアもある。
③ 地域の多くの方々の参加による活動にする必要がある。
④ そのためには、安全に歩行できる回遊性のあるまち等のコンセプトで
コンセンサスを得る必要がある。
■ 今後の活動
シンポジウムの討議、まとめに沿って今後の活動を検討・実施してまいります。
皆様のご支援をお願いいたします。
① 歩行者の安全問題は、社会実験や暫定措置でも一歩踏み出す必要がある。
② 地元の大学に協力してもらい、案を検討してもらうアイデアもある。
③ 地域の多くの方々の参加による活動にする必要がある。
④ そのためには、安全に歩行できる回遊性のあるまち等のコンセプトで
コンセンサスを得る必要がある。
■ 今後の活動
シンポジウムの討議、まとめに沿って今後の活動を検討・実施してまいります。
皆様のご支援をお願いいたします。
品川区旗の台の歩車共存道路見学会のおさそい
旗の台歩車共存道路見学会報告平成20年4月13日
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